2015年2月18日水曜日

卒論発表会

今日から3日間修論・卒論発表会です。
植生研は初日午後からのスタート


まずは池田実咲さん
「高知県における自然体験プログラムと生物多様性を学ぶ野外教育の実践について」


高知県内でどのような環境教育が行われているのか?環境教育を実践する上での課題について紹介してもらいました。


細川正記さん
「高知市・土佐市における国内移入種アオモジの分布と生育環境」
 

最近、アオモジが増えてます....
さて、どうしましょう。


福岡仁敏さん
「高知県仁淀川町桜地区における放棄茶畑の公園利用は草原生植物の保全に貢献できるか?」
 

里山の人工的に管理されているまたは粗放的な植生管理と草原生植物の関係について紹介してもらいました。


髙橋瑛乃さん
「高知市皿ケ峰における草原生植物の刈取りによる回復の可能性」
 

一年間の刈取りと継続調査お疲れ様でした。
刈取りを含めて、いろいろな方法で草原生植物の保全につなげていきたいです


橋田麻央さん
「三嶺山域稜線部のシカ食害跡地における植生変化と地形との関連性および構成種の変化」


ニホンジカの食害を受けた場所の回復について。
三嶺では食害を受けた場所で植生が回復してきているのですが...


宮川拓也さん
「高知県本山町の皆伐地におけるニホンジカの採食活動と植生との関係」
 

皆伐地とニホンジカの関係はどうなっているのでしょうか?
まだまだわからないことだらけです。


蒲原道真さん
「四万十川入田地区の自然再生事業地におけるヤナギ林の林床植生の動態」
 

河畔域における植生管理のあり方について。
複雑な問題なので、これからの合意形成が課題です。


築地孝典さん
「河道内植生管理と洪水攪乱が物部川砂礫堆上の植生変遷に及ぼす影響」
 

河道内の植生管理後の植生変化について。
本来の河辺草地を維持するにはどうしたら良いのでしょう?


古田実穂さん
「高知県いの町中ノ川川における渓畔林回復の可能性」
 

人工林化された渓畔域でも、自然林構成種が残っていることがわかりましたが、どのように再生すればよいのか?課題は山積みです。


下村一真さん
「高知県四万十町市ノ又風景林の風倒ギャップにおけるヒノキの更新」
 

ギャップ形成はヒノキの更新にプラスに働いていそうですが.....


大内龍之介さん
「長野県北安曇郡神城盆地周辺における最終亜間氷期の植生変遷」
 

実際にどのように植生が移り変わってきたのか....
とても面白い発表でした。


藤田雄大マイケルさん
「布地に付着したサツキ花粉の残存状況に関する法花粉学的研究」


昨年の木村さんの研究を発展させて、花粉試料の犯罪証拠としての有効性について紹介してもらいました。


皆様本当にお疲れ様でした。